舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2が、3月1日（金）に東京・天王洲 銀河劇場にて初日を迎えた。(文／臼井祥子）
舞台『弱虫ペダル』は、「週刊少年チャンピオン」で連載中の少年漫画を原作に、2012年より上演されている人気シリーズ。演出家・西田シャトナーが生み出した「パズルライドシステム」という表現技法で、ロードレースを舞台上で再現し、話題を呼んだ。
2022年より、西田シャトナーが脚本、これまで手嶋純太役を務めてきた鯨井康介が演出を手がける新シリーズがスタート。新シリーズ3作目となる本作では、主人公・小野田坂道と総北高校自転車競技部の仲間たちの、三日間に及ぶインターハイ本戦の二日目の激闘を描く。
舞台冒頭。前作で描かれたインターハイ初日のレース展開のハイライトシーンを切り出して披露。たちまち「ペダステ」の世界へ引き込んでいく。総北高校と、宿敵である王者・箱根学園、そして大会のダークホース・京都伏見高校が３校同着となった初日に続く、二日目のレースが幕を開けた。
総北の３年生・田所の突然の不調と全力で助ける小野田の奇策、１年生・今泉と京都伏見の御堂筋との過去の因縁、御堂筋と箱根学園のエース・新開のスプリントリザルトをかけた一騎打ち、総北の金城と箱根学園の福富のキャプテン対決など、見どころは盛りだくさん。迫力あるロードレース、共に戦う仲間や鎬をけずる敵同士だからこそ結ばれた深い友情と信頼、そして競技を通して成長していく姿は全力で応援したくなる。真夏の箱根にいるような熱くパワフルなステージだった。
本作は、3月10日（日）まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。10日17時千秋楽公演はLIVE・アーカイブ配信も行われる。詳細は下記公式サイトにて。
https://www.marv.jp/special/pedal/
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