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TV INTERVIEW

夫の裏切りを知った妻がタイムリープ。新ドラマ『小麦とバターと復讐と』の伊原六花と七五三掛龍也が語る“幸せ”

10月7日、新ドラマ『小麦とバターと復讐と』(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)の放送がスタートした。この初回放送日に、主演の伊原六花さんと共演の七五三掛龍也さん(Travis Japan)が、関西テレビ本社での取材会に揃って登場。ドラマにちなみ、タイムリープしたい過去や、「今、思い描く幸せ」についてなど幅広く語った。(取材・文/小野寺亜紀、写真/カンテレ提供)

渾身のカメラアングルや、優吾(七五三掛)の“微笑み”に注目

ドラマ『小麦とバターと復讐と』は、2024年に配信開始された同名のタテヨミ漫画が原作。人気パン教室を主宰する野崎ミチル(伊原六花)は、夫の賢人(味方良介)とアシスタントの杉本カナエ(寺本莉緒)に裏切られ、さらに事故に遭って命を落とす。目を覚ますと、そこはプロポーズされる直前の2年前で――。

過去をやり直しながら、奪われた人生と本当の幸せを取り戻していく、痛快リベンジ・エンターテインメント。まずは初回放送日を迎えた率直な気持ちを、伊原六花さんと七五三掛龍也さんが語った。

伊原「今も絶賛撮影中なので、「もう1話ができたの? もう放送なの?」という感じです。私たちもやっと12話の台本をもらい、「結末はこうなるんだ!」って驚きながら撮影しているので、この作品が皆さんにどう届くのかが今一番楽しみですし、ちょっとドキドキしています」

七五三掛「1話から怒涛の展開なので、1話を見ていただけたら絶対に2話以降も見たいと思う内容になっています。撮影は9月から始まったんですけど、本当に雨の日が多くて。大変ななか、キャストやスタッフみんなで試行錯誤しながら頑張って撮影してきたので、やっと1話の日が来たかという思いです」

伊原さんは広告代理店勤務から転職し、憧れのパン職人になった野崎ミチル、七五三掛さんはミチルの通う料理教室の講師・伊能優吾を演じている。それぞれの役どころの魅力は――。

伊原「ミチルは本当にパンしか見えていなくて、人の話を途中で遮ってパンのレシピを考えたり、何かと思い出をパンにつなげたりするんです。いつも帰ってくる場所がパンで、そこがミチルの面白いところであり、愛らしいところだと思っています」

七五三掛「優吾は、ミチルを優しくそっと見守るところが素敵だなと思います。ミチルが本当に困ったときには手を差し伸べてくれる。そういうことができる男性って強いなと思うので、台本を読ませていただいて、まずかっこいいなと思いました」

それぞれの役で見てほしいシーンや、こだわったシーンについて訊かれると、コアなポイントが明かされた。

伊原「1話から、パンを作る工程を、かなり時間をかけてしっかり撮っています。オーブンの中から外を映すシーンもあって、焼けているパン越しに私が見えるんですけど、あれは結構手間がかかるんですよ。照明さん、美術さん、カメラマン、監督も含めて、いろんな人の総合芸術がそこに詰まっているので、「どうやって撮ってるんだろう?」と思いながら見ていただけたら嬉しいです」

七五三掛「台本のなかに、優吾の“微笑み”という文字がめちゃくちゃ多かったんです。そこを自分なりにいろいろ解釈して、いろんな微笑みにしています。なんなら微笑んでいないときもありました。台本には“微笑み”と書いてあるけど、自分の中では普通の微笑みじゃないなと思って、若干違う微笑みにしています」

石焼ビビンバサラダをいつかレクチャー!?

伊原さんと七五三掛さんは、ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』(2024年)で共演経験もあり。今回ドラマの現場を通し、お互いの印象について更新された部分があったという。

伊原「前回の舞台では、お芝居に対する熱量が高い方だなと思いました。初共演の方に「一緒に歌を練習してもらえますか」とお願いするのは難しいんですけど、七五三掛さんは基本的に「一緒にやろう」と言ってくれて、おかげで精度が上がった部分もたくさんありました。前回は羽が生えてるというか、天使みたいな、奇想天外な返答がいつも返ってくる感じだったのが、もう少し地上に……(笑)。親近感がわくことがたくさんありました」

七五三掛「今回は伊原さんが主演として現場を引っ張ってくださっています。「ここはこうしていきましょう」と話し合い、誰かが腑に落ちていなかったらそこをしっかりまとめてくださる。役に対しても本当にストイック。「座っていいですよ」と言われても「いえ」と立ち続けていて。主演の伊原さんが立っていると僕も座れないなと思いながら、僕はめっちゃ休憩してるんですけど(笑)。すごいなと思ってます」

ドラマの中では料理教室の講師を務め、実際にテレビ番組でも料理コーナーを受け持っている七五三掛さん。伊原さんにぜひ教えたいという料理を紹介してくれた。

七五三掛「焼肉ビビンバサラダです。焼肉屋さんで出てくる石焼ビビンバが家で作れる、という料理で、フライパンでご飯のおこげを作って、そこに生野菜とか、季節のお好みの野菜をバーンと入れるんです。焼肉ビビンバだけど、野菜は多めにして、すごくヘルシーです!」

伊原さんはちょうど石焼ビビンバの器を買おうと思っていたそうで、フライパンで作れるというのにも驚き、「名前から美味しそう!」と感動していた。

「ちょっとした選択で、運命が決まることがたくさんある」

夢への再出発も描かれる作品にちなんで、今新しく始めてみたいことを尋ねられると、伊原さんは「社交ダンス」、七五三掛は「パエリア作り」と、ふたりらしい答えが返ってきた。

伊原「私は社交ダンスを始めたいです。ダンスはずっと続けてきて、いろんなジャンルをやってきたんですけど、最近『バーン・ザ・フロア』を見て、社交ダンスのトップダンサーの方たちの踊りに惹かれました。日本人は社交ダンスのプロ人口がすごく多いらしくて、探してみるとたくさん(習う場が)あるので、どこかに習いに行こうかなと思っています」

七五三掛「僕はパエリア作りを始めてみたいです。1カ月か2カ月ぐらい前に先輩に連れて行ってもらったお店のパエリアが、衝撃的なぐらい美味しくて。それまであまり食べてこなかったんですけど、いつか自分でも作ってみたいなと思いました」

さらに、タイムリープが重要な要素の本作にちなみ、ミチルのように「記憶を持ったまま過去に戻れたら?」と尋ねられると、ふたりとも時間をかけて思いを巡らせる。

伊原「七五三掛さんと前に舞台でご一緒したときに、どう距離を詰めたらいいかわからなかったんです。だったら「朝は牛丼の人なんだ」「フライドポテトが好きなんだ」という今の情報を持ったまま、もう少し仲良くなれたらいいなと思います」

すると七五三掛さんが「逆に最初から知られてたら怖い!」とつっこみ、伊原さんが「わからないようにして、仲良くなりたいです!」と返していた。そして七五三掛さん自身は、ジュニアの頃に思いを馳せる。

七五三掛「デビュー前って、ちょっとした選択で運命が決まることがたくさんあって、その選択次第ではデビューできなかったかもしれないし、違うグループのメンバーになっていたかもしれない。だからTravis Japanとして今デビューさせてもらって、このメンバーでいられるのは本当に奇跡なんです。運命は変えずに、メンバーとケンカしないように仲良く過ごしたいです」

そこでケンカにまつわる苦い思い出を訊かれると、七五三掛さんは「いい意味で、本当に数えきれないぐらいケンカしました。LAに留学中も、ケンカして家出することがたくさんあった。ケンカしたから今の関係性があるとも言えるけど、やっぱり平和なほうがいいし、理由がわかればケンカせずに済むので、そうしたいです」と笑顔を見せた。

「幸せを感じられるかは自分自身の状態による」

本ドラマのキャッチコピーは「最大の復讐は、幸せになること」。そこでふたりに、「今、思い描く幸せは?」という質問が投げかけられた。

伊原「私は幼少期から、将来の夢は「ハッピーに生きること」と言ってきたのですが、この年になって、幸せを感じられるかは自分自身の状態による、と思うようになりました。気分が落ちているときにシャボン玉が飛んできたとして、「幸せ」と感じるのか「邪魔だな」と感じるのか。私は人の幸せを喜べたり、幸せをもらったときにそれを幸せだと思えるよう、自分を整えるのが一番の近道かなと思って生きてきました。褒められたとき「裏があるのでは」と疑うのではなく、「ありがとうございます」と受け取れると、私はすごく幸せです」

七五三掛「僕は今やらせてもらっているお仕事がすごく楽しいので、全部幸せに感じています。数年前はデビューできるかもわからなかったし、デビューしてからも、この先どうなるかわからない状態でした。こうやってお芝居をさせてもらっている今の未来は想像もつかなかったので、一つひとつに感謝しながら、幸せを感じて活動しています」

終始息の合ったトークで取材に応じたふたりは、最後に視聴者へのメッセージを熱意を込めて述べた。

伊原「タイトルから、どういうドラマなんだろう?と思う方も多いと思います。タイムリープや復讐、不倫と聞くと、最近そういうドラマが多いなと思われる方もいるかもしれません。でも1話に結構、この作品のやりたいことがぎゅっと詰まっています。復讐ものやグルメ系がお好きな方、どこか引っかかる部分があった方は、ぜひ1話をご覧ください。12話まで見守っていただけるよう頑張って作っていきたいと思います」

七五三掛「この作品は復讐だけでなく、温かいシーンや料理シーンが詰め込まれています。登場人物それぞれのキャラクターもすごく濃くて、そのキャラクターたちが二度目の人生でミチルとどう関わっていくのかが重要です。ミチルは誰を信じて、どんな選択をするのか。その一つひとつの選択が二度目の人生を変えていくので、人生の進み方をドキドキワクワクしながら、毎週楽しんでもらえたら嬉しいです」

水ドラ★イレブン『小麦とバターと復讐と』

出演:伊原六花 七五三掛龍也 味方良介 寺本莉緒 
小林きな子 トラウデン直美 清乃あさ姫 烏森まど
朝加真由美 小手伸也 ほか

2026年10月7日(水)スタート。毎週水曜よる11時~(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
公式HP https://www.ktv.jp/komugitobutter/
※最新話はTVerで無料配信中 https://tver.jp/episodes/epb11hhjuh

 

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