総合エンタメ・マガジン[エンタプレス]

Stage INTERVIEW

『一富士茄子牛焦げルギー』岡﨑彪太郎さんが昨年に続き主演!

リーディングアクト『一富士茄子牛焦げルギー』の4回目の公演が11月に大阪、愛知、東京で行われます。昨年に続き、主人公「ぼく」を演じるLil かんさいの岡﨑彪太郎さんに舞台への意気込みをうかがいました。(撮影/須佐一心 文/臼井祥子)

去年は自分にとって初めての主演舞台、 もう勉強まみれでした!

――岡﨑さんの初舞台は2016年の『ANOTHER & Summer Show』ですが、当時のことは覚えていますか?

芸能活動を始めて、ほんの数日で出演したんですよ。動物の役とか、事務所のオーディションに来た子の役をやりました。本当に右も左もわからない状態で、まだオーディションの延長みたいな感覚でした。「明日も来てね」って毎日言われて次の日も行く、みたいな(笑)。だからステージに立つことの大事さやすごさを、何もわかってなかったです。

――そこから、去年の『一富士茄子牛焦げルギー』までの間に、いくつかの舞台に出演されていますが、ご自身のターニングポイントになった作品はありますか?

『明日を駆ける少年たち』やったかな。大阪松竹座でやった舞台で初めて役名を頂いた時に、すごく責任を感じました。もし自分が欠けてしまったら、代わりはいないんやなって。責任感が芽生えた瞬間やったと思います。

――そして去年『一富士茄子牛焦げルギー』で初主演。

自分にとって初めての主演舞台で初めての外部(所属事務所主催以外)の舞台やったから、不安はありました。本格的にお芝居をされている方とご一緒する経験が今までになかったので、すごく勉強にもなりました。もう勉強まみれでした! みなさん僕より経験が豊富でとても上手で、僕だけがビギナーやったんです。僕は主演やけど、引っ張ってもらってました。

演出の河原(雅彦)さんには「もっと大袈裟に、わかりやすくやっていいよ」って教えてもらいました。舞台だから、後ろの席のお客さんにも伝わるように演技したほうがいいと。すごくためになりました。

――大阪と東京で、お客様の反応違いはありましたか?

僕の個人的な感覚なんですが、意外と、意外とですね、大阪の方のほうが笑いに厳しいかもしれない(笑)。でも関西弁のお芝居なので、大阪ではそこに共感していただいていたような感じはありました。僕自身、関西弁に慣れているので、やりやすさはあったと思います。

――朗読劇ならではの面白さや難しさは?

朗読劇はナレーション部分で情景をはっきりと言葉で伝えられるので、お客さんにはわかりやすかったんやないかなと思っています。でも、演じる役が「僕」だったり「若い時の僕」だったり「ナレーション」だったりと、コロコロ変わっていくのはけっこう難しかったです。ナレーションをやる時はゆっくり読んでしっかり伝えることを意識していました。

――再演が決まった時のお気持ちは?

同じ舞台にもう一度立たせていただくことが初めての経験で、すごく新しい挑戦やなと思いました。今年は不安もなく、ワクワクが強いです。でも2度目やからこそ、さらにいいものにしないとっていうプレッシャーは感じています。1年経って、役の年齢と1歳離れてしまったんですけど、事務所の後輩たちにはまだ15歳の子とかもいるので、その子たちを見て学んでいけたらと思います。

――昨年に続いて今年も共演される「おかん」役の羽野晶紀さんについて、印象に残っていることはありますか?

ごはんに連れて行ってくれたり、すごく気さくに話しかけてくださって、本当に優しい方です。緊張せずに行ける数少ない大人の役者さんなので、今年もご一緒できて安心感があります。

――今回は「おとん」役が山西惇さんに変わりますね。

僕は初共演で、まだご挨拶できていないんですけど、同じグループのメンバーの大西風雅が共演したことがあって、すごく優しい方だと言っていたので、緊張せずに行ってもいいのかなって思ってます。でも今、すごくドキドキしています。

――この作品がずっと続いていって、もし後輩に引き継ぐことになるとしたら、誰にバトンを渡したいですか?

誰にも譲りたくないです!(笑) でももし譲るなら、後輩グループのBoys beの角紳太郎くん。彼、面白いんで、そういう子のちょっと暗い、涙のシーンとかを見てみたいです。

――俳優として舞台に立ったことで、アイドルとしての活動にも何かいい変化があったり、共通点や違いを感じたことはありますか?

言葉でちゃんと表現するっていうのは、お芝居ならではのことかなと思いました。アイドルと俳優に通じる部分もあって、曲中の笑顔とかは、ちょっと演技に近いのかもしれないと個人的には感じています。

もちろん曲中の笑顔が作り笑いということではなくて、楽しい気持ちがあるから笑ってるんです。その楽しい気持ちになるために、自分のマインドを変えることで、自然な笑顔が出せるようになるんですよ。そういう部分は、お芝居にも通じているなと思いました。ただもう本当に、お客さんの笑顔が見れたら、それだけでこっちも高まって笑顔になっちゃうんですけどね。

――『一富士茄子牛焦げルギー』は初夢で見たら縁起がいい「一富士二鷹三茄子」をもじったタイトルですが、岡﨑さんがこれまでに見た初夢で、いい夢だったなあと思うものがあったら教えてください。

僕、ステージに立っている夢をたまに見るんですよ。どれもいい夢で、自分が大きなステージに立ってる将来像はほんまに幸せで、すごく楽しい夢やなと思います。それをいつか現実にするために、お芝居はもちろん、そのほかにもいろんなお仕事を経験して、それをグループに持ち帰って、グループの力にしていけたらなと思ってます。

――最後に、公演に向けての意気込みをお聞かせください。

昨年よりレベルアップした姿をお届けするために、頑張りたいと思います。僕自身すごく好きなお話なので、より多くの方に来ていただけるように、そして、来年、再来年と、この舞台がずっと続いていくように、まずは今年大成功できるよう、頑張りたいです!

リーディングアクト『一富士茄子牛焦げルギー』

大阪公演/
2024年11月7日(木)〜11月10日(日) 松下IMPホール
愛知公演/
11月12日(火) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
東京公演/
11月19日(火)〜21日(木) ヒューリックホール東京

原作:たなかしん
演出:河原雅彦
脚本:野上絹代
音楽:瓜生明希葉

出演:岡﨑彪太郎 羽野晶紀 山西 惇

公式HP:https://www.ricomotion.com/1fuji2024/

この美しさを、ずっとお手元に。
オモシィマグVOL.17 バックナンバー
古川雄大 表紙号

みんなが読んだオススメ記事

人気ランキング

デイリー
マンスリー
総合
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5

RELATED

いま見ている記事と関連したオススメ記事です

PAGE TOP