ミュージカル『三銃士』は、アレクサンドル・デュマの名作小説をもとにしたミュージカルで、17世紀のフランスを舞台に国王ルイ13世を守る三銃士と、銃士をめざす青年ダルタニャンの活躍を描く冒険活劇。2004年にチェコで製作された後、2009年に韓国で大幅にリニューアルされヒットしている人気作品です。
今回の日本版に当たっては、原作にあるダルタニャンの成長と恋物語だけでなく、三銃士のリーダーであるアトスにも焦点を当てており、演出のフィリップ氏によれば、「チェコの作品を原作に、日本唯一のオリジナルで、エキサイティングな作品」に仕上がっています。
そのアトスを演じるのは、坂本昌行さん。「三銃士のリーダー格・アトスを演じます。実際グループ（V6）ではリーダーという立場でやっていましたが、事実上は違いまして…。リーダーはニックネームという形でやっておりました（笑）。舞台では役としてリーダーをやらせていただいてます。殺陣シーンが非常に多いので、まずは体力をしっかりキープしながら頑張っていきたいと思います。ケガのないように頑張ります」。
銃士になることを夢見て田舎からパリへやってきた青年ダルタニャンを演じるのは、Aぇ! Groupの末澤誠也さんです。「今回、坂本くんとも2度目でして。演出家のフィルとも2度目でして、ほんとに毎日楽しい稽古場で。ただ、ハードで…。なんとか初日までやってきましたので、千秋楽まで全力で走り切りたいなと思います」
ダルタニャンと恋に落ちるコンスタンス役には、屋比久知奈さんが扮します。「とても熱量の高い、エネルギーいっぱいの作品になっているので、全体のエネルギーに負けないよう精一杯演じたいと思います」
三銃士の一人、アラミス演じるのは上口耕平さん。「三銃士の伊達男アラミスを演じます。アラミスは女性を口説くのもすべては祖国のためという謎の持論を持っています（笑）、信念を誇り高く持って、皆様にお届けしたいと思います」
三銃士で元海賊のポルトスを演じるのは原田優一さん。「この舞台が決まったときに、“あまり痩せないでくれ”と言われまして（笑）。少しやせたらフィリップさんからエクレアをもらいまして。結構餌づけされまして（笑）。膝に気をつけて頑張りたいと思います」
さらに、三銃士と敵対するリシュリュー枢機卿の親衛隊長ジュサックには上山竜治さん。「ちゃんと三銃士と対立できるように、責任を持って最後までまっとうしたいと思います。見るからに悪い人の役です」
枢機卿の腹心として暗躍するミレディを演じるのはシルビア・グラブさん。「私も見るからに悪女！ （笑）。ただ悪女ですが、元々アトスとは恋仲だったという役で、闇の世界を賢さで生き抜いてきた女性を演じさせていただきます。大人の魅力を出せるように頑張りたいと思います」
そして、フランスを手中に収めようと画策するリシュリュー卿には今井清隆さんが扮します。「王の座を密かに狙ってる、悪だくみを企てる役なのでいかにかっこよく演じられるか。頑張ってやっていきたいと思います。若い子たちに助けられながら、労われつつ頑張っております。本番も若い子に負けずに頑張っていきたいです」
2022年のミュ ージカル『THE BOY FROM OZ』以来２度目の共演となる坂本さんと末澤さんは、会見中も息の合ったやり取りを披露。「末澤さんの成長したところは？」と聞かれた坂本さんは、「（末澤さんの身長をみながら）そんな変わってないですよ」と答えると、末澤さんが「身長の話じゃないんですよ！一ミリも変わってないです！おそらく！」と即ツッコミ。坂本「お前、秒でツッコむなぁ。これが彼の成長です（笑）」、末澤「ツッコミの速度スか!?」と小気味いいやり取りで、会見場は笑いに包まれていました。
その後行われたゲネプロの舞台写真はこちらからご覧いただけます。
ミュージカル『三銃士』は、以下のスケジュールで上演されます。
東京公演：2024年9月8日〜28日（日生劇場）
広島公演：2024年10月4日〜６日（広島文化学園HBGホール）、
大阪公演：2024年10月18日〜27日（Sky シアターMBS）