2013年秋、日本を代表する作詞家の一人・森雪之丞と、俳優だけでなく演出家として評価を得ている岸谷五朗のコラボレーションによって生み出されたオリジナルミュージカル『SONG WRITERS』。軽快でハートフルな脚本・作詞と、タイリッシュかつ抒情的な演出、さらに、キャストの卓越した歌唱力、ダンス、演技力、そしてコメディセンスが相まって、観客を魅了する作品として、初演時は大好評を博しました。その人気は衰えることなく、2015年夏には早くも再演が実現。その後、長らく復活が待ち望まれていましたが、この度約10年の時を経て、待望の復活公演となりました。現在、ツアー公演を絶賛上演中です!
2024年版では、初演オリジナルメンバーに加え、新たな才能も加わっています。初演からの顔ぶれは、自信過剰な作詞家エディ・レイク役の屋良朝幸、気弱な作曲家ピーター・フォックス役の中川晃教、お調子者の音楽ディレクターのニック・クロフォード役の武田真治、マフィアのボスのカルロ・ガンビーノ役を愛嬌たっぷりに演じるコング桑田ら。新キャストとしては、実咲凜音、相葉裕樹、青野紗穂、蒼木陣、東島京が参加しました。
10年という時を経たとは思えない、息ピッタリの屋良朝幸&中川晃教、そしてカンパニーのみなさん。体の切れもクオリティも上がりまくりの彼らから目が離せません。ずっと笑みが止まらない脚本と演出に、キャストの熱演も相まって、観客もすっかり『SONG WRITERS』沼にハマってしまっているようです。
屋良朝幸(エディ・レイク)
中川晃教(ピーター・フォックス)
実咲凜音(マリー・ローレンス)
相葉裕樹(ジミー・グラハム)
青野紗穂(パティ・グレイ)
蒼木 陣(ベンジャミン・デナーロ)
東島 京(アントニオ・バルボア)
コング桑田(カルロ・ガンビーノ)
武田真治(ニック・クロフォード)
STORY
1976年、アメリカ。自信過剰な作詞家のエディ・レイク(屋良朝幸)と、気弱な作曲家のピーター・フォックス(中川晃教)の幼馴染の二人は、いつか自分たちの作ったミュージカルがブロードウェイで上演され、成功することを夢見て、作詞作曲に励んでいる。そんなある日、音楽出版社のディレクター、ニック・クロフォード(武田真治)がやって来る。二人の曲をボスが気に入ったというのだ。ただし契約には、今書きかけのミュージカルを一年以内に完成させること、そしてそのミュージカルに相応しいディーバを見つけることが条件だと言う。
そこへまた来客が。エディが偶然知り合い、その歌声に惚れ込んでしまったというミュージカル女優の卵、マリー・ローレンス(実咲凜音)だ。謎めいたマリーだったが、ひとたび歌い出すと素晴らしい歌声を披露してみせる。彼女こそディーバだ!
一方、ここはエディが書き始めた物語の世界。マフィアのボス、カルロ・ガンビーノ(コング桑田)は、内通者の刑事、ジミー・グラハム(相葉裕樹)のおかげでニューヨーク市警の手から逃れ、手下のベンジャミン・デナーロ(蒼木陣)やアントニオ・バルボア(東島京)らと共に、裏社会のビジネスに広く手を染めている。クラブ歌手でカルロの情婦でもあるパティ・グレイ(青野紗穂)は、ジミーの元恋人。二年前に突然別れを切り出されたことが腑に落ちず、未だにジミーに心を寄せているのだった…。
エディの描く物語に、ピーターとマリーは手応えを感じていた。そこへ、ニックが朗報を持ってやって来る。二人のミュージカルに、有名プロデューサーからの投資話が持ち上がり、しかもマリーをこの作品でデビューさせたいというのだ。それを聞いた三人は大喜びする。
けれどエディは物語の執筆に支障をきたし始めていた。物語と現実が入り交り、ストーリーが勝手に悲劇へと進んでいく。エディは自身のミュージカルの世界の中に取り残される…
初日前会見にて。左より、岸谷五朗、実咲凜音、中川晃教、屋良朝幸、 武田真治、森 雪之丞
ミュージカル『SONG WRITERS』
11月6日(水)~11月28日(木) 東京・日比谷シアタークリエ
12月7日(土)・12月8日(日) 大阪・森ノ宮ピロティホール
12月11日(水) 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
脚本・歌詞・音楽プロデュース:森 雪之丞
演出:岸谷五朗
出演:屋良朝幸、中川晃教、実咲凜音、相葉裕樹、青野紗穂、蒼木 陣、東島 京、コング桑田、武田真治
https://www.tohostage.com/song_writers/