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Stage INTERVIEW

大阪でラストの『Endless SHOCK』。開幕直前の堂本光一「周りへの信頼が一番のエネルギーに」

大阪で5年ぶりの上演となる『Endless SHOCK』(本編)が、梅田芸術劇場メインホールで7月26日に開幕。その前日の25日には堂本光一さんと中山優馬さんが、舞台上で囲み取材をおこなった。2000年にスタートし、25日現在で総上演回数2042回の記録を打ち立てている『SHOCK』シリーズのラストイヤー。二人は大阪公演への意気込みやお互いについて和気あいあいと話し、堂本さんが『SHOCK』への想いをあらためて語った。
(取材・文・撮影/小野寺亜紀)

「人を信頼することがすべて。それが一番自分のエネルギーになっています」

歌、ダンス、アクション、パーカッション、殺陣、階段落ち、マジックなど様々な演出を駆使し、エンタテインメントに懸ける若者たちの熱いドラマを届ける『SHOCK』シリーズ。堂本光一さんが21歳にして帝劇史上最年少座長を務め、毎年上演されてきた超人気ミュージカルが、今年でラストを迎える。

4・5月の帝国劇場公演を経ての『Endless SHOCK』大阪公演では、コウイチ(堂本光一)のライバル役を中山優馬さんが演じる。7月25日、ゲネプロ終了後、囲み取材にそろって出席した二人。5年前の大阪公演でも同役を演じた中山さんについて、堂本さんは「前回は年齢差を意識したけど、今回は全くそういうことを感じずライバルとして存在している。台詞一つひとつにも説得力があり、歌の安定感も本当に素晴らしい」と絶賛。中山さんは「めちゃくちゃ嬉しいです。舞台上の相手役として認められたのかな」と笑顔を見せる。

「年齢的にも一番動けるから、ズルイねー! 身体も大きくなってる?」と堂本さんから振られると、「はい! コウイチ(堂本光一)を倒すために、3カ月前ぐらいから身体を作ってきたんで。光一くんの身体もすごいですけど、ジャパ(ジャパネスクのシーン)では勝ったろう、と思って!」と話すと、堂本さんは嬉しそうに大笑い。

「稽古場でみんなを見ていて、これなら絶対大丈夫だと自信を持って大阪に乗り込んできました」と堂本さん。「梅芸(梅田芸術劇場)のほうが帝劇よりも天井が高いので、フライングの旋回も大きかったりします。劇場って不思議で、作品によって化けますし、ぜひ梅芸の『SHOCK』を目に焼きつけ、体で感じてほしいです」とアピールする。

ツウの楽しみ方としては、フライングのキャッチングもポイントだと。中山さん「今までは鉄壁のふぉ~ゆ~がいましたけど、今回は高田翔がね…」。堂本さん「ここでの稽古初日はうまくいかなくて、彼は顔面蒼白になってたけど、最終的には安心して着地できました。そういう配役(の違い)も見ていただきたいですね」。

舞台裏では、日々食事する店について、「今日はどこに行こうかなと考えながら一日が始まるのが楽しい。自分の家に帰るのではないので、完全にリセットされない感じが僕は好きです」(堂本)。その先輩にたこ焼きを差し入れするのを楽しみにしていた中山さんは、それが実現し、「(二人の仲は)アツアツですよ! あのときのたこ焼きのように」と話すと、堂本さんも「ほんとに。熱くて口に入らない」と、きちんとウケるところが関西出身!

最後に『SHOCK』の座長としての心得を訊かれた堂本さん。「『SHOCK』を理解したスタッフや役者の方たちと一緒にやらせていただき、皆さんを信頼し安心してステージに立つことができている。そういう意味では、人を信頼することがすべて。それが一番自分のエネルギーになっています」。その想いのまま大阪公演(~8月18日)、9月の博多座公演、11月ラストの帝国劇場公演まで駆け抜ける。

※大阪公演のゲネプロレポートも近日中に「エンタプレス」で公開予定!

『Endless SHOCK』大阪公演

2024年7月26日(金)~8月18日(日) 梅田芸術劇場メインホール

作・構成・演出・主演:堂本光一
出演:中山優馬
林翔太 室龍太 高田翔 原嘉孝 松尾龍 尾崎龍星
綺咲愛里
島田歌穂 ほか

公式HP: https://www.umegei.com/schedule/1184/

※2024年9月に博多座、11月に帝国劇場でも上演

 

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