「誕生日はクリスマスです！と得意げに言っていたら……」

――本コンサートにちなみ、クリスマスの思い出で印象深いことを教えてください。

一番強烈なのは、自分の誕生日（12月26日）を、クリスマスの25日だと11歳まで思っていたこと。12月25日になると「Happy Birthday」というプレートの乗ったクリスマスケーキが出てくるんですよ。兄弟が多いし、2日連続ケーキというのが大変なのは今なら分かるし、もしかしたら親は「クリスマスに生まれた」とも言ってなかったかもしれないけど、単純に25日に誕生日ケーキが出てきたので、そう思っていたというか（苦笑）。僕は小学生のとき4回転校していて、その転校先での挨拶のたびに「城田優です。誕生日はクリスマスです！」と得意げに言っていて、自分がずっと嘘をついているとは思いもしなかったので、一番衝撃のエピソードですね。

かわいいエピソードでいうと、12、3歳ぐらいのとき、いわゆる初めてのデートで、クリスマスに好きな子と一緒に東京タワーに行き、手をつなぐことすらせず、ただ夜景を一緒に見ながらドキドキしていたという、今じゃ考えられないぐらいピュアな時間を過ごしたという思い出があります（笑）

――2024年がもうすぐ終わりますが、今年やり残したことや、来年新たにチャレンジしたいことは？

昨年12月26日の誕生日に、「38歳の1年間、格好いい男になろうと思います」というような抱負をファンの方に向けて言ったんですけど、格好いい男になり損ねてますね（苦笑）。間食を絶対しない、意志の強い男になろう、と思っていたけど、自分が目標としていたような男前にはなれなかった……。甘いものが好きで、文字通り自分を甘やかしてしまい、それは良くなかったなぁと。僕が思う格好いい男というのは、有言実行できる男。今は食事制限をしたり、朝早く起きて走ったりジムに行ったりもしているので、今年の誕生日を迎えるまでにギリギリ間に合うよう、「より格好良くなった」と思っていただけるようになりたいですね。

――最後に本コンサートを楽しみにしている方にメッセージを。

オーケストラコンサートが初めてという方には、入り口としてとても行きやすいコンサートだと思います。スヌーピーが好きな方にも、PEANUTSの世界観をイメージした演出の中で、なかなか見られないスヌーピーとのコラボレーションを楽しんでいただけます。松井るみさんが手掛けられる、（原作者のチャールズ M.）シュルツさんのタッチに沿った美術もディテールまで凝っています。曲は洋楽やJ-POP、ジャジーなPEANUTSの音楽まで入っていますし、色々な国のフルコースを楽しむようなボリューミーな内容になっているので、ぜひ1年の終わりにお楽しみください。

billboard classics × SNOOPY『Magical Christmas Night 2024』

兵庫公演／2024年12月8日(日)　兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
北海道公演／2024年12月12日(木)　札幌文化芸術劇場hitaru
東京公演／2024年12月23日(月)　東京文化会館 大ホール

総合演出：城田優
出演：城田優　スヌーピー
ゲストボーカル：森崎ウィン（兵庫）　KIMIKA（北海道）　青山テルマ（東京）
指揮：栗田博文
ピアノ・音楽監修：宮本貴奈
ドラムス：ジーン・ジャクソン（北海道・東京）　デニス・フレーゼ（兵庫）
ベース：パット・グリン
管弦楽：京都フィル・ビルボードクラシックスオーケストラ（兵庫）　ビルボードクラシックスオーケストラ（北海道）　東京フィルハーモニー交響楽団（東京）
クワイア：FYURA

公式HP：https://www.billboard-cc.com/snoopy2024