「今の仕事が楽しい理由は、多くの人に小さな幸せを配れるから」
(取材・文・インタビュー写真/小野寺亜紀)
――8月21日放送の第6話からドラマの後半が始まりましたが、前半を振り返っていかがですか?
「迷える子羊」という言葉が出てくる通り、未谷千晴(ひつじたに・ちはる/小芝風花)さんが自分の道を見失い、これからどうしていくんだろうという時に、キャリアアドバイザーの来栖嵐(くるす・あらし/成田凌)さんと出会い成長していく様や、嵐さんの毒舌の裏にある愛が垣間見えるところ、一話ごとのゲストの方の未来を変えていく展開に、僕も勇気づけられ、仕事に対するモチベーションが鼓舞されます。
――演じてらっしゃる犬飼翔は、犬好きでSNSに長け、同僚のみんなにいじられるような愛されキャラですが、ご自身との共通点はありますか?
僕も犬が好きで実家で飼っているので、そういう意味では近いです。この役ほどテンションは高くないですが(笑)、現場でも皆さんに可愛がっていただいて、お芝居という感覚がないので、性格も共通しているところがあるのかなと思っています。
――改めてドラマの見どころを教えてください。
転職のお話ですがそこだけにフォーカスせず、いろんなことに繋がる言葉がたくさん散りばめられています。様々なシチュエーションが登場し、毎回格言があるので、誰しもどこかで心に刺さるのではと思います。
――特に藤原さんが刺さった言葉は?
「仕事を選ぶことは、生き方を選ぶこと」という台詞です。ほとんどの人は一日の中で仕事に使う時間が多いと思うのですが、やっぱり楽しくてやりがいがないと、人生そのものがマイナスでネガティブになってしまう気がして。僕自身、今の仕事にやりがいと楽しさを感じているので、自分の選択は間違ってないなと思います。
――とても充実しているのが伝わってきますが、ドラマに因み、もし転職するならどんな仕事に就いてみたいですか?
今この仕事が楽しい理由が、自分のしたことで人が喜んでくれる、多くの人に小さな幸せを配れるところなので、そういう仕事には就きたいです。何か物を作ったり、洋服に興味があるので洋服関係の仕事もいいですね。
――俳優になる前に憧れていた仕事はありますか?
幼い頃“プリキュア”になりたくて、どうやったらなれるんだろうと日々練習していました(笑)。仮面ライダーの道も通りましたよ! 「仮面ライダー電王」も観てましたが、なぜか最初は“プリキュア”でした。その後サッカーを始めて、小学生の時は本気でプロを目指していたのですが、自分で決めた目標にたどり着かずやめて、そうこうしているうちに芸能界に入ったという感じです。
1
2