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Stage INTERVIEW

内藤大希×相葉裕樹×持田悠生×広井雄士、シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る 革命『もえ・る剣』 わちゃわちゃ座談会

年末恒例の祭シリーズが12月と2025年1月に、東京、大阪にて上演される。本作で主演を務める内藤大希さん(spiさんとW主演)、昨年の祭シリーズ、シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る『ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~』にて主演を務めた相葉裕樹さん、同公演で祭シリーズに初参加した広井雄士さん、そして今回初めての挑戦となる持田悠生さんに、前作の思い出や今作への意気込みを熱く語り合ってもらいました。
(取材・文/臼井祥子)

相葉「去年は、高いクオリティのものをお届けできたのではないかと自負しています」

――内藤さん、相葉さん、広井さんは昨年の祭シリーズ『ながされ・る君へ』に出演されています。前回の思い出を教えてください。

内藤 前々回の祭シリーズにゲスト出演した中村太郎くんに「同じ事務所の先輩なのに助けてくれなかった」と言われまして(笑)。

広井 (笑)

内藤 だから前回、やはり同じ事務所の後輩である広井くんには、いろいろとアドバイスをできたらなと思っていました。でも彼は本当にしっかりしていて、いろんな人がいる現場で学びたい意欲も高くて、本当にいい事務所だなと思いました!

広井 僕らの所属しているSUIは本当にいい事務所なんですよ。事務所の宣伝でした!(笑)

相葉・持田 (爆笑)

広井 『ながされ・る君へ』の現場もとてもいい現場でした。右も左もわからない僕にたくさんの先輩がいろんなことを教えてくださいました。それは言葉だけじゃなくて、現場での立ち居振る舞いや、二部でのはっちゃけ具合を姿で見せてくださったんです。その舞台に2年連続で出演させていただけるので、今年1年間で経験してきたことを出して、パワーアップできたらなと思います。

相葉 去年は十数年ぶりのるひまさんの年末舞台で、座長を務めさせていただいて、本当に楽しかったです。大希とは『レ・ミゼラブル』で築き上げた信頼関係で、兄弟役を演じました。大希の役者として、ミュージカル俳優としてのすごさをまざまざ感じながら、作品としても高いクオリティのものをお届けできたのではないかと自負しています。二部(一部の芝居にちなんだ歴史上の人物たちが結成するオリジナルユニットによるショー)も二部で、愛・尊氏(相葉が演じたアイドルユニットTHE ZENのメンバー)が出現したりして。

内藤 彼はここ10年くらいの祭シリーズで、一番カリスマ性を発揮してたよね。

相葉 うれしい。あのキャラクターは稽古場で突然生まれました。

持田 稽古場で突然生まれたアイドル!?(笑)

内藤 しかも、一部でばっち(相葉)が演じた足利尊氏は、ダメな子なんだけど成長していくキャラクターで、生まれてからずっと陽キャだった愛・尊氏との対比がすごくて、一部と二部でばっちを丸ごと楽しめる作品になっていたと思います。

相葉 ファンの方も喜んでくださったんですよ。自分自身も好きなんですけど、みんなこういうのが好きなんだな、こういう堅苦しくないものも求められてるんだろうなって。

 

持田「僕が参加してどういう化学反応を起こせるか、それがすごく楽しみでございやす」

――そして今回祭シリーズ初登場の…。

相葉 持田くん!

持田 はい。あ、はじめまして(内藤に)。

内藤 はじめまして。

持田 二人(相葉と広井)とは共演しているんですけど。

内藤 そうなんだ? テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)?

相葉 持田くんは不二役。共演したのは新テニミュ(ミュージカル『新テニスの王子様』)だよね。当時テニミュボーイズ(アンサンブル)で。

持田 はい。新テニミュでテニミュボーイズとして出演させてもらって、その時(入江役の相葉と)共演しました。その後、テニミュに不二役で出演して、広井くん(宍戸役)と共演。彼は今回の座組で唯一の後輩なんです。僕もこの舞台、すっごい楽しみです。僕はちゃらんぽらんなんですけど…。

内藤 ちゃらんぽらんなの!?

持田 ちゃらんぽらんです!(笑)

相葉 言わないほうがいいよ、こういう場で(笑)。

持田 はい!(笑) でも、そういう僕が参加してどういう化学反応を起こせるか、それがすごく楽しみでございやす。

内藤 ございやす?

広井・持田 (爆笑)

相葉 もうすでにダメな感じが出てますね(笑)

内藤 あんまり言わないもんね。取材で「ございやす」って。

持田 (笑)。ポンコツなんですよ。この舞台のお話を頂いて、どんな作品なんだろうって前作を見たら、おっとまずいぞ、歌ってるなあって。僕、歌は本当に苦手なんです。

広井 え? そう?

相葉 そんなことないよ。

持田 自信がなくて、それで「ちょっと歌が…」とお話しさせていただいたんですけど、「大丈夫ですよ」と快く言っていただいたので、なら喜んで出演させていただきますと。

――前作、シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る『ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~』は本格的なミュージカルでしたね。

持田 そうなんです。僕にオファーが来たのは何かの間違いかもしれないってくらい歌ってました。今回もミュージカルなんですよね?

相葉 そうだね。また本格的なものになりそう。なにしろ大希くんとspiくんがいるし。

内藤 岡(幸二郎)さんもいる。

相葉 (原田)優一くんも。

内藤 三条実美(演:原田)と孝明天皇(演:岡)がいる朝廷、強いよ。オーケストラコンサートができる人たちだもん。

持田 僕は歌が得意でないけど、パッションで乗り越えようと思います! ごめんね、こんな先輩で(広井に)。

広井 そんなことないです(笑)。

内藤 持田くんに、他人事とは思えないシンパシーを感じる。

相葉 (爆笑)

(次ページにつづく)

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