新演出版となる今回のヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役は柿澤勇人と佐藤隆紀(LE VELVETS)がWキャストで務める。
演出の山田和也は、2001年の日本初演から本作に携わってきたことに触れつつ、「音楽が圧倒的に力を持っている」ことを作品人気の核に挙げ、「官能的」という言葉がふさわしいと語った。今回が日本で9度目の上演となり、「また新しく生まれ変わる」と新演出への手応えをにじませた。
主演の柿澤は、ジキル/ハイドという“二面性”を生きる役どころについて、前回公演の過酷さを振り返りながらも「再びトライできる喜び」を強調。「新演出版として生まれ変わる」作品を、カンパニー一丸で磨き上げたいと意気込んだ。
新たに同役へ挑む佐藤は、以前から「いつかやりたい」と思い続け、イベントなどで代表曲「時が来た」を歌って“アピールしてきた”と明かし、「まさに今“時が来た”」と笑顔を見せた。自身の愛称であるシュガーを引き合いに「どれだけ“しょっぱく、苦っぽく”演じられるかを観てほしい」とユーモアを交えて語った。
共演は、ルーシー・ハリス役(Wキャスト)に真彩希帆/和希そら、エマ・カルー役(Wキャスト)にDream Ami/唯月ふうか。真彩は再びルーシーの音楽に向き合う喜びを語り、和希はクラシカルでダークな世界観への愛着と「全身全霊で生きたい」と抱負を述べた。Dream Amiは自身初の再演で、2度目のエマ役に「ワクワクしている、認められたようでうれしい」と語り、唯月も「この作品に出演するという夢が叶った」と身の引き締まる思いを述べた。
会見では、柿澤と佐藤が代表曲「時が来た」を歌唱披露。新演出版の幕開けを象徴する場面となり、オーディエンスの拍手に包まれた。
東京公演は3月15日〜29日、東京国際フォーラム ホールCで上演。東京千穐楽後は大阪・福岡・愛知・山形へ全国ツアーを予定している。


