「帝劇を愛し尽くし、抱きしめ尽くしてお別れしたい」
会見に登壇したのは、井上芳雄、浦井健治、小野田龍之介、甲斐翔真、佐藤隆紀 (LE VELVETS)、島田歌穂、三浦宏規、宮野真守の8名。
井上は「すべてのことが『今の帝劇の最後だな』と考えだすといろいろな思いがありますが、お客様と帝劇への思いを分かち合うことができる公演になっていると思います。帝劇最後の祭りを二週間楽しみたいです」と語り、浦井は「昨日終演後に帝劇の偉い方が目の前で涙を流しながらご挨拶をしていらっしゃる姿を見て、スタッフさんたちの存在をあらためて尊く感じました」とスタッフたちの思いも伝え、宮野は「錚々たるみなさんが出演している中、その歴史的瞬間にご一緒させていただけたことが光栄でした」とコメント。初日にやったコール&レスポンスについて、「演出の方に怒られるかと思ったらもっとやってくださいと言われました」と裏話を披露。
小野田は「ただただ胸熱です。ミュージカル史の一つの大きな区切りなんだと感じます」と語り、井上から「龍之介は帝劇開場時から出てるんですよね」というボケに「出てないわ!」とすかさず返して息の合った様子を見せ、「出演者の皆さんもセットも衣装も音楽も全てが豪華で、本当に集大成のコンサートなんだなと感じました」という三浦は、大先輩と組んで踊るシーンについて井上に聞かれて「何回も芳雄さんに相談させてもらっているのですが、とにかく絶対に衣裳の裾を踏まないように、これ以上ないくらいのすり足で望んでいます」と笑いを誘った。
甲斐は「初演キャストの方がたくさんいらっしゃる中で、僕が20年、30年、40年経った時にそういった存在になれているか背筋を伸ばされるような気持ちです。帝劇が新しくなった時には第一線でやれるようになりたい」と決意を語り、佐藤は「帝国劇場はミュージカルのイメージが強かったのですが、このコンサートの演出の中で、ミュージカル以前のお芝居をたくさん感じる瞬間があって、本当に歴史のある場所なんだなとあらためて感じました」とコメント。
島田は「大切なステージに立たせていただけることが夢のようです。今回のコンサートを通して、帝劇の知らなかったことをたくさん知れたんです。また後半のほうでは『今の帝劇から次の帝劇へ』という場面があって、そこでは毎回うるうるしちゃいます。感謝を込めて、希望を胸に一回一回頑張りたいと思います」と涙を浮かべつつ、強い決意を口にした。
最後に井上が「帝劇への思いは増すばかり。どの場所も愛おしいです。劇場にいらしてくださるお客様とはその思いを分かち合いたいですし、そうでない方の中にも帝劇に強い思いを持っている方はたくさんいらっしゃると思います。配信やライブビューイングや特別番組などもございます。日本の演劇界にとっては、寂しいけれども大きな節目でもありますので、最後まで感謝の気持ちを込めながら、みんなで帝劇を愛し尽くし、抱きしめ尽くしてお別れしたいです」と熱く語った。
ライブ配信、ライブビューイングの日程は以下の通り。
●ライブ映像配信
2月15日(土) 18:00 Aプログラム公演
2月17日(月) 18:00 Bプログラム公演
2月19日(水) 18:00 Cプログラム公演
2月22日(土) 18:00 Dプログラム公演
2月24日(月) 18:00 Eプログラム公演
2月26日(水) 18:00 Fプログラム公演
2月28日(金) 13:00 Gプログラム公演(大千穐楽)
●ライブビューイング
2月28日(金) 13:00 Gプログラム公演(大千穐楽)
詳細は下記公式サイトにてご確認ください。
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