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「こういう役をやってみたかった!」有澤樟太郎がタイトルロールを演じる『ヒーロー』が開幕!

ハートウォーミングなオリジナルミュージカル『ヒーロー』が、2月6日、東京・シアタークリエにて初日を迎える。初日前日の2月5日、劇場で囲み取材が行われた。(取材/臼井祥子)
※舞台写真はこちら

前に進みたくても進めない人も、前向きになれる作品です

『ヒーロー』は、実家のコミックショップで働きながら、アメコミ漫画家を目指している青年 ヒーロー・バトウスキーが、周囲の人々との交流や別れを通して、奇跡に気づいていく物語。アメコミに登場するヒーローとは違う、新たなヒーロー像が描かれる。

囲み取材には、主人公ヒーロー役の有澤樟太郎と、ヒーローの高校時代のガールフレンド ジェーン役の山下リオ、青山なぎさ(Wキャスト)が登壇した。

有澤はヒーロー役について「内面にいろんなものを抱えていて、あきらめている人。共感できないかもしれません。強い主人公じゃないんですが、こういう役をやってみたかった」と紹介。自身の弱点を「影響されやすいところ」と語り、「これまでカンパニーを盛り上げるような元気な役が多かったんですが、今回の役柄的にテンションが上がらなくて大変でした。(カンパニーの)皆さんに本当に助けてもらいました。(翻訳・訳詞・演出の吉田)一豪さんには、(アメリカのミルウォーキーの)自分たちに馴染みがない習慣や雰囲気を言葉や体、全身全霊で伝えてもらって、不安だったところを楽しみにさせてくれました」と感謝の言葉をコメント。

ジェーン役を「風のような強さを持っている人」と紹介する山下は「ミュージカルは三度目の出演になりますが、今までファンタジーなものが多く、等身大の現代物のミュージカルは初めて。難しいなと思いつつ稽古に取り組んできました。すごく長いと思っていた2か月があっという間でした。楽しみつつ、いい作品になると思っています」。

同じくジェーンを演じる青山は「初めてヒロインを演じさせていただくことになって、最初は稽古場ではガチガチでしたが、皆さんが優しくて積極的に話しかけてくださったりして、心がほぐれて、楽しく稽古ができました。観てくださる皆様に、カンパニーの仲の良さも伝わるといいなと思います」と稽古場の明るい雰囲気を紹介。

最後に有澤から「ヒーローとして最後は救われる話になっています。皆さんに観てよかったなと思ってもらえる、前に進みたくても進めない人も、前向きになれる作品です。全30公演を頑張って届けたいです。劇場でお待ちしております!」と笑顔でアピールした。

ミュージカル『ヒーロー』は2月6日(木)〜3月2日(日)まで、東京・シアタークリエで上演される。詳細は公式サイト(https://www.tohostage.com/hero/)にて。

あのときの感動を、お手元に。
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